運動が得意な人は、多くの場合、運動が好きな人ではないでしょうか。そして運動が苦手な人は、運動が好きでない人が多いのではないでしょうか。運動を好きにさせるには、子ども時代に運動を好きにさせることが大切です。しかし、運動が嫌いになってしまうことが多いのも、また事実ではあります。
それでは運動の好き嫌いがわかれる要因には、どういったものがあるのでしょうか。その要因を知ることで、運動好きに育てることも可能です。今回は、運動の好き嫌いが分かれる要因や、子どもに運動を好きになってもらう方法をご紹介いたしましょう。
運動の好き嫌いが分かれるのには経験が影響する
運動は、好き嫌いが大きくわかれるジャンルです。しかし、だれでも生まれついたときから、運動の好き嫌いがあるわけではありません。その後の人生での経験が、大きく影響を及ぼしているのです。それでは、どのような要因が影響して、運動の好き嫌いがわかれるのでしょうか。以下より詳しくみていきます。
運動が好きになる要因
運動が好きになる人は、運動に対してポジティブなイメージがあり、多くの成功体験などがもとになって、そのような感情を抱くようになります。そういった感情が芽生えるのは、おおよそ幼児・児童といった年代です。大人になってから運動の好き嫌いが入れ替わることは、あまりありません。それでは、どのような要因で運動が好きになるのでしょうか。
生まれついたときから運動能力が高い
人間の運動能力は、少なからず、遺伝をするといわれています。遺伝により高い運動能力を備えている人は、その後の人生で経験する運動を軽々とこなし、運動会や部活動などで活躍する機会が多くあることでしょう。
もちろん遺伝がすべてではありません。生まれついての運動能力が低くても、その後の努力次第で。プロスポーツ選手になることも可能ではあります。
ただし、遺伝レベルで運動能力が高い人のほうが、その後にスポーツでの成功体験を得やすいため、運動を好きになる条件のひとつとしてあげられるでしょう。
性格的に身体を動かすのが好き
生まれついたときから、性格的に身体を動かすのが好きという人もいます。そのような性格面も、運動を好きになる要因のひとつになりえます。
幼少時から運動に触れる機会が多くある
幼いころから運動をすることがあたりまえで、運動をする環境が整えられていると、運動が生活の一部となるでしょう。そのような育ち方をした場合、運動が好きになる可能性が高くなるでしょう。
運動会や部活動で活躍する
多くの人の前で運動をする機会となるのが、部活動や運動会です。そのような場の運動で活躍をして周囲から喝采を浴びることがきっかけになって、運動を好きになることもあります。
運動が嫌いになる要因
それでは逆に、運動が嫌いになる要因にどういったものがあるのかをみていきます。運動が嫌いになる要因の多くは、幼少時の環境や運動に関する失敗体験などが関連しているのです。
運動する環境が整えられていなかった
幼少時から運動をするような習慣や環境が整えられていないと、運動をすることへ慣れる機会が失われ、大きくなってから「運動イコール疲れるもの」といったイメージがつきやすくなります。よって、運動嫌いになりがちです。
疲れることを嫌う
運動をすることは、疲れをともないます。疲れること嫌っているため、運動が嫌いになる場合もあるでしょう。元来疲れることが嫌いといった性質の人の場合、幼少時から運動する環境が整っておらず、体力向上の機会が失われたことによって、運動の疲れを嫌ってしまう場合もあるでしょう。
失敗体験がトラウマになっている
「運動会や部活動でチームの負けにつながる大きなミスをしてしまう」、「運動会で転んでしまい大勢にその姿を笑われた」などといった失敗体験をしてしまう人もいます。それがトラウマとなり、運動を嫌いになってしまう場合もあります。
運動を好きにさせるための方法
以上のように、運動の好き嫌いがわかれる要因には、さまざまなものがあることがわかりました。運動は身体を鍛えられるだけではありません。子ども時代には運動と通じて、精神面を成長させられます。そういった意味からも、運動を好きにさせることは大切なことといえます。
それでは、運動を好きにさせるために大切なことはなにか、どうすれば運動好きに育つようになるのかといった点をみていきましょう。
気軽に運動出来る環境を整える
幼少時から運動環境を身近に整えることは、運動を好きにさせるために大切なことです。環境が整っており、運動することが当たり前になれば、運動することの楽しさに触れられます。また、基礎体力の向上にもつながり、将来運動で失敗する可能性が低くなるともいえるでしょう。
「身体を動かすことは楽しいこと」ということを教えてあげる
運動というのは、競技として争うという面がある一方で、適度に楽しく身体を動かすものといった一面もあります。その楽しさを教えてあげられれば、運動を好きになる可能性が高くなるでしょう。
たとえば春の暖かな陽気の下、公園で散歩をするだけでも、その楽しさを味わえるものです。また、フォークダンスといったレクレーション的な運動も、楽しさを感じられるでしょう。そのような楽しさを感じられるスポーツ体験をさせることも大切です。
失敗を責めない
スポーツによる失敗体験をトラウマにさせないためには、失敗を責めないことが非常に大切です。チームスポーツで失敗をしてしまい、それがチームの負けに直結してしまうと、どうしても運動に対して負のイメージがつきやすくなります。
そこで適切なフォローをしてあげ、失敗を責めない姿勢をとることで、トラウマとさせないことが可能となるでしょう。
まとめ
運動の好き嫌いがわかれる要因には、さまざまなものがあります。生まれもった性質や性格的なものも要因となりますが、幼少時に運動環境が整っていたかことや、失敗体験に対する周囲のアプローチなども影響を及ぼします。
大切なのは「身体を動かすことは楽しいことである」ことを教える、気軽に運動のできる環境を整えてあげること、そして運動での失敗を責めないことなどがあげられるのです。
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