ダンスで伸びる子どもの能力とは？4つの能力をわかりやすく解説

ダンスで伸びる子どもの能力とは

親がやってみたかった、テレビやYouTubeなどで子どもが興味を持ったなど、はじめる理由はさまざまですが、最近では習いごとにダンスを選ぶ家庭が増えています。ここでは、ダンスで伸びる子どもの能力を4つ紹介します。

自己肯定感が伸びる

自己肯定感とは、自らの存在をポジティブに評価できる感情のことです。自己肯定感が高ければ、勉強やスポーツなどを積極的にチャレンジできるでしょう。一方で、自己肯定感が低いと失敗を恐れてしまい、チャレンジに尻込みしてしまいます。

日本人は自己肯定感が低いといわれており、空気を読まなければいけないという同調圧力によって、個性が失われることもあります。

ダンスは基本的に、人前で見せるものです。最初のうちは羞恥心などを感じることもあるでしょう。しかし、恥ずかしさを乗り越えることで、自己肯定感を伸ばせます。子どもに自信を付けさせたいという方は、ダンスがオススメです。

協調性を伸ばせる

協調性とは、協力して調和する力のことです。協調性が高ければ、他人を理解する能力を習得できます。困ったことがあっても友達に相談できるので、親ではなく、自分で解決できる能力を身につけられるでしょう。

協調性は5～6歳になると芽生えはじめるといわれています。早いうちから協調性の能力を高めるとことで、良好な人間関係を構築できるのです。

ダンスは個人で行うスポーツのようにも見えますが、キッズ向けのダンススクールでは、チームレッスンを行うことも多いでしょう。ダンスを美しく見せるには、仲間の動きに合わせなければなりません。メンバーの動きに合わせながら踊ることで、自然と協調性を伸ばせるでしょう。

表現力を伸ばせる

表現力とは、自分の考えや気持ちを言葉や行動で表現する能力のことです。文部科学省では、思考力や判断力に加えて、表現力の向上を学習の課題として挙げています。

表現力を身に付けると、自分の内面にある思いや感情を伝えられます。喜怒哀楽の表現が豊かになるので、相手に対して何を思っているのか、何を考えているのかを理解してもらえます。円滑なコミュニケーションが可能になり、友達も作りやすいでしょう。

表現力は、ボキャブラリーと深いつながりがあります。プレゼンテーションの能力も長けており、自己アピールが得意になるでしょう。

ダンスは、体を使って自己表現をするスポーツです。決められた踊りだけではなく、フリーで踊ることもあるでしょう。曲の雰囲気に合わせて、嬉しい気持ちや悲しい気持ちを体で表現します。ダンスをすれば、自然と表現力を伸ばせるでしょう。

ダンスでは、特別な衣装を着て踊る場合もあります。子どもたちが衣装に合わせて踊ることで、なりたい自分を表現できるでしょう。

忍耐力を伸ばせる

忍耐力とは、忍んで耐える力のことです。つらいことを我慢してこらえるという意味も含まれています。忍耐力を身に付けると、ネガティブな思考を避けられます。ありのままの自分を受け入れられるので、常に目標をもって行動できるでしょう。

さらに、忍耐力があれば、勉強や運動でのモチベーションを高められます。繰り返しの勉強でも新しいやり方を見つけたり、先のことを考えて工夫したりできるのです。

子どもたちが成長するためには、忍耐力も重要です。しかし、最近では叱られる機会が減ったことで、忍耐力が育ちにくいといわれています。ダンスを習うことで、忍耐力を伸ばしましょう。

ダンスは、運動神経がいい子どもでもすぐには上達しません。何回も練習をして、難しいステップなどを習得します。チームでダンスを踊るときは、仲間の動きに合わせなければなりません。チームとして美しく踊るためには、相手に合わせるという忍耐力も必要です。

ダンスクスクールの選び方

キッズダンスを開催しているスクールは全国にありますが、スクールを選ぶときには年齢でクラスが分かれているのか、目的を達成できるのかをチェックしましょう。ダンスには、ヒップホップやジャズなどのさまざまなジャンルがあります。子どもたちが楽しく習得できるためにも、スクールは慎重に選びましょう。

まとめ