運動能力を上げるには？押さえておきたい2つのポイントを解説

運動能力を上げるポイント

運動能力を上げるためのポイントは、環境と時期の2つのです。ここではそれぞれのポイントを詳しく解説します。

環境を改善する

運動能力は遺伝と考える方がいます。オリンピック選手の中には、両親がオリンピック選手だったというケースもあります。しかし運動能力については、遺伝よりも環境が関係しています。

たとえば、両親が運動嫌いだったりスポーツに興味がなかったりすると、親と子どもが一生に運動をする機会が減るでしょう。運動の経験が少ない子どもは、運動が苦手になりやすいのです。

子どもの運動能力を上げるには、親の努力が重要です。子どもにやりたいスポーツを選ばせるのも大切ですが、まずは親がさまざまなスポーツを体験する機会を作るようにしましょう。

ゴールデンエイジを意識する

子どもの運動神経が発達する時期のことを、ゴールデンエイジといいます。5～8歳の時期がプレ・ゴールデンエイジ、9～12歳の時期がゴールデンエイジです。プレ・ゴールデンエイジやゴールデンエイジの時期は、神経系の成長が活発になります。神経系が成長している時期に積極的に体を動かすと、運動能力を上げられるでしょう。

大人が新しいスポーツを体験する場合、動作を理解しようとします。足の位置、手の位置、タイミングなどを考えてから動くのです。一方で、子どもが新しいスポーツに取り組む場合、直感で動きのコツをつかみます。12歳までの子どもは即座の習得が発達しており、運動能力の飛躍的に向上を期待できるでしょう。

ゴールデンエイジの時期に習得した動きは、大人になっても忘れません。自転車の操作を大人になっても忘れないように、子どものころに習得すれば、いつまでも体で記憶できるのです。子どもが生涯にわたってスポーツを楽しむためにも、早い時期からチャレンジさせましょう。

幼少期にやっておきたいこと

子どもをもつ親の方の中には、運動能力を上げるためにできることを知りたいという方もいるでしょう。ここでは、4つのポイントにわけて詳しく解説します。

五感を刺激する

五感とは、聴覚・味覚・触覚・嗅覚・視覚です。赤ちゃんも五感をもってはいますが、大人のように発達していません。五感を発達させるには、外からの刺激が必要です。語りかけたり、抱っこしてあげたりすれば、五感が鍛えられるでしょう。スポーツでは五感を用いますが、早いうちから五感を刺激すれば、運動能力を高めやすいでしょう。

運動を体感させる

子どもがしっかりと歩くようになったら、運動を体感させます。公園にはジャングルジム、ブランコ、シーソーなどの遊具があります。登ったり、つかんだり、ぶら下がったりして、神経を刺激しましょう。

外で遊ばせるのは難しい場合には、家の中に遊べる環境を作ります。ビニールボールや風船などを使えば、投げる、キャッチするなどの動作で神経を刺激できるでしょう。

アウトドアに触れる機会を作る

子どもが成長したら、家族でアウトドアに挑戦するのもオススメです。ハイキング、バーベキュー、フィッシングスポーツ、山登りなどにチャレンジしてみましょう。運動能力は、内面的な成長とも深い関わりがあります。家族全員でひとつのことに打ち込めば、スポーツで大切なコミュニケーション能力も身につけられるでしょう。

以前とは異なり、日本でもデジタル化が進んでいます。スマートフォンやタブレットに依存した子ども、外で遊ばない子どもも増えています。ゴールデンエイジの期間中には、外で遊ぶ機会を増やすようにしましょう。

習いごとにチャレンジしてみる

子どもの運動能力を上げるには、習いごとに挑戦させるのも大切です。運動神経のよい子どもは、体のあらゆる動作を体感的に覚えています。さまざまな動きを早い段階で習得すれば、運動能力を上げやすいでしょう。

子どもにオススメの習いごととして、スイミング・サッカー・体操・ダンス・トランポリン・バレエ・スキー・空手などがあります。体の一部分を重点的に使うスポーツよりも、全身を使うスポーツのほうが、運動能力を高めやすいのでオススメです。

まとめ