逆上がりができる子、できない子の違いとは?詳しくご紹介

逆上がりができる子、できない子の違いとは?

子どもたちにとって、逆上がりができるかできないかは、大きな問題です。多くの子どもたちが、逆上がりができるようになることを目指し、鉄棒に取り組みます。しかし大人になると、自分が逆上がりをできるようになった過程をよく覚えていない方もおられるのではないでしょうか。

できるようになったきっかけは何であったのか、どのような練習をすればできるようになったのか、そこには何かヒントがあるはずです。そこで今回の記事では、逆上がりのポイント、また逆上がりができる子とできない子の違いがどこにあるのかについて、ご説明します。

逆上がりのポイント

では、まず逆上がりを上手にするポイントをご説明します。

足の動き

逆上がりをするときの最初の動きは、まず片足を上にふり上げることにありますが、その前から意識して取り組みます。鉄棒に向かって立ち、ふり上げる足を後ろに引いて体重をかけます。重心を後ろに引いた足にかけ、ふり上げない側の足は、鉄棒の真下より少し前にふみこんでおきます。

なお、鉄棒を持つ手の向きは、順手(鉄棒の上から鉄棒を持つ)、あるいは逆手(鉄棒の下から鉄棒を持つ)のどちらでもかまいません。その状態から、後ろに引いた足で足元にあるボールをけり出すイメージで、足を上に高くふり上げます。その勢いで、ふみこんでおいた足も一緒にふり上げます。

ふり上げる際は、真上にけり上げることを意識しましょう。斜め前にけり上げると、次の動作でうまく体を鉄棒にまきつけることができなくなってしまいます。

肘を曲げ、体(おなか)を鉄棒にしっかりとひき寄せて回る

足を上にふり上げつつ、しっかりと体を鉄棒にひき寄せます。足をふり上げた勢いで、体を鉄棒にまきつけて回転させることができるように、ひじをしっかりと曲げることも重要です。このひき寄せが弱いと、体が鉄棒に接して回ることができなくなってしまいます。

鉄棒に体をまきつけて回転させる

体を回転させるときは、お腹(おへそ)のあたりが鉄棒にまきつくようになることをイメージするとよいでしょう。足をふり上げた勢いでお尻をふり上げ、太ももからおへそにかけて鉄棒にまきつけていきます。体を鉄棒に密着させるようにし、背中を丸く曲げて回転します。

そのまま勢いよく回るためには、最後に一回転した後、頭をしっかりと上げ背筋を伸ばし、腕も足も伸ばして鉄棒にのっかっている姿を意識するとよいでしょう。

逆上がりができる子とできない子の違い

逆上がりができる子とできない子の違いを解説します。逆上がりを上手にするポイントを解説したなかで、できる子とできない子の違いは、足のふり上げ、鉄棒への体のひきつけ、そして鉄棒への体のまきつけのステップで差が生まれることが一般的です。

足のふり上げる力や方向が違う

逆上がりができない一番の理由は、最初のステップの足のふり上げの力が弱かったり、ふり上げる方向が違ったりすることです。ふり上げる足は、足元のボールをけり出すイメージですが、同時に自分の頭の高さまでふり上げることをイメージするとよいでしょう。このふり上げる力が弱いと、逆上がりをする勢いが十分につくれません。

また、逆上がりができない子のなかには、足を斜め前にふり上げてしまっている子が多くいます。実際は真上にふり上げるイメージにするとよいでしょう。真上にふり上げることで、ふり上げた力で鉄棒にまきついていくことができるようになります。

体を鉄棒にひきつける力が違う

次に、体を鉄棒にひきつける力の差もよくある違いです。足を高くふり上げると、体は一瞬宙に浮きます。このとき体をしっかりと鉄棒にひき寄せることができないと、ひじが伸びたままになってしまい、うまく回ることができなくなります。

つまりこのとき、自分の体を両腕で支えるだけの力が必要なのです。一瞬だけでもこの腕力があれば十分ですが、それだけの力がなければ、逆上がりを完成させることは難しくなります。

鉄棒を体にまきつける姿勢が違う

勢いよくふり上げた足の勢いで、体を鉄棒にもしっかりとひき寄せると、自然と体は鉄棒の周りにまきつきます。しかし、確実に一回転して逆上がりを完成させるためには、体をまきつけたときに腰からおへそのあたりでまきつけ、かつ背中を丸めてスムーズに一回転させる必要があるのです。

逆上がりができない子は、このとき背中が伸びたままであったり、鉄棒にまきつける体の位置が低すぎたりします。背中を曲げて体を鉄棒にまきつけるイメージが重要です。

まとめ

逆上がりを上手にするポイント、また、逆上がりができる子とできない子の違いについてご説明しました。でも書かれている内容を実際に子どもに教えることは、なかなか難しいかもしれません。

インターネットで検索すると、動画で指導してくれる教材もありますが、やはり逆上がりを練習するその場で直接指導を受けることができれば、より確実に逆上がりができるようになることは間違いないでしょう。

「株式会社KIDS POWER」では、逆上がりができるようになりたい子どもたちのそばで、できるようになるお手伝いをいたします。そのほかにもたくさんのアクティビティがありますので、少しでも気になる方は、どうぞ遠慮なくご連絡ください。