姿勢がよいと得することとは?見た目以外のメリットもご紹介

姿勢のよい人がいると、見ている方も気持ちがよくなるのではないでしょうか?姿勢を良くすることは、見た目の美しさだけでなく、体全体の健康増進にもつながることが知られています。

そこで、この記事では姿勢がよいことでどのような利益を得ることができるのか、ご紹介いたします。

姿勢がよいと得すること~症状の軽減・予防

姿勢がよいことで得するポイントについて、詳しくご紹介します。まずは、身体の痛みなどの軽減・予防の観点で3つご紹介します。

腰痛が改善される

背筋を曲げた状態で長時間座ったり立ったりしていると、腰に負担がかかります。具体的には、椎間板、靭帯、筋肉など、背筋を構成する部分に負担がかかってしまいます。

しかし背筋を伸ばしたよい姿勢だと、自然とその負担が分散されるのです。したがって、姿勢がよいことは、腰痛の改善につながります。とくに腰痛に悩まされている方は、姿勢を正すだけで痛みの改善が期待できるでしょう。

頭痛が減り、肩こりが軽減する

姿勢が悪いと、首の後ろの筋肉の緊張が高まり、筋緊張性頭痛の原因になることがわかっています。筋緊張性頭痛は、とくに夕方にかけて起こる傾向があり、デスクワークの多い現代人に多いタイプの頭痛だといわれているのです。

また、スマートフォンやコンピューターを日常的に使用する人は、知らないうちに頭が前にでた前傾姿勢をとっていることがあります。この頭を前に出す姿勢は、背中の上部、肩、首の部分に負担をかけます。しかし姿勢を正せば、首回りの筋肉の緊張が緩和され、頭痛や肩こりが改善されることがよくあるのです。

仕事やスマホいじりに集中していると、姿勢を正しくする意識が薄くなってしまいますが、とくに夕方以降の頭痛に悩まされている方、肩こりに悩まされている方は、よい姿勢を保つことを意識するとよいでしょう。

関節痛のリスクが減少する

片方の足や体の側面に体重をかけて休むなど、座り方や立ち方が体の一部に負担がかかっていると、関節の負担につながります。

関節は、時間の経過とともに自然に摩耗します。よい姿勢を保つことができれば、関節への負担は均一になり、負担は分散されるため、あまり問題は起こりません。しかし不均一であれば、関節痛を含むさまざまな問題が発生する傾向にあります。

たとえば、股関節や膝関節は立ち方や歩き方の影響を受けて、痛みを生じることがあります。頭が前にでた前傾姿勢でいると、顎の関節や筋肉にストレスがかかり、顎関節症の原因となることもあります。とくに股関節や顎関節の痛みに悩まされている方は、なおさらよい姿勢を保つことを意識しましょう。

姿勢がよいと得すること~身体機能の向上

姿勢よく生活することは、身体機能を向上させることにもつながります。身体機能への好影響について、5つご紹介します。

エネルギーレベルが向上する

姿勢をよくすると、骨や関節が正しい位置になります。骨や関節が正しい位置にあると、筋肉が本来の目的通りにストレスなく使われるようになり、結果的に疲れにくくなります。そうすると、エネルギーの消費量が減り、より活発に活動できるのです。

いいかえれば、筋肉が本来の役割を果たすために、一生懸命働かなくてもよくなるということです。より高いエネルギーレベルで活躍したい人は、今よりもよい姿勢を保つことを意識するとよいでしょう。

肺活量が増加する

背骨が曲がった悪い姿勢でいると、胸全体が曲がった状態となり、肺が圧迫されます。しかし、背筋を伸ばしたよい姿勢でいれば、肺のスペースが広がります。よい姿勢になると、より深い呼吸ができるようになるのです。

つまり、よい姿勢は、呼吸を改善するといえるのです。逆に、呼吸が苦しいと感じることがあれば、よい姿勢を保つことで呼吸の改善が期待できるでしょう。

血行と消化が改善する

姿勢が悪いと、重要な臓器を圧迫することになり、血行が悪くなって、それらの器官がうまく働かなくなることがあります。血流を維持するためには、適切な姿勢を保つことが必要であり、足を組むような血行を阻害する姿勢を避ける必要があります。

よい姿勢が維持できると、体のあらゆる器官への血流がよくなるでしょう。その結果、消化機能も改善されることが期待できます。もし便秘で悩む方がおられたら、簡単に改善できるひとつの方法として、姿勢をよくしてみるとよいでしょう。

体幹と上背部の筋力をアップさせる

よい姿勢を保つには、筋肉を向上させる努力が必要です。つまり背骨をよい位置に保ち続け、また、胸をはった状態を維持する必要があります。これは、体幹と上背部の筋肉が活発に動くことになるのです。

姿勢をよい状態に維持するようにするだけで、体幹部分と上背部の筋肉が鍛えられ、背中の筋力アップにもつながるでしょう。

運動時のフォームが改善される

姿勢は、座っているときや立っているときだけでなく、運動しているときにも影響します。たとえば、よい姿勢を保つことで筋肉の使用効率や筋力が向上します。そのおかげで、運動をするときに無駄な動きが省かれ、よいフォームで運動できることにつながるのです。

結果的に、ケガが少なくなり、運動のパフォーマンスが向上することも期待できます。とくに積極的に運動に取り組んでいる人は、単に運動中のフォーム改善に取り組むだけでなく、生活全般で姿勢をよくすることを意識してみましょう。

姿勢がよいと得すること~見た目の改善

姿勢をよくすることは、単純に見た目もよくしてくれます。見た目がよくなるポイントについて2つ紹介します。

背が高く見える

これは容易にイメージできるかと思いますが、姿勢がよいと、人は背が高く、スリムに見えます。背筋の伸びた体操やバレエの選手、また、モデルの立ち姿をイメージするとよいかもしれません。

自分に自信がもてる

姿勢がよいと、自尊心が高まることも知られています。2009年にアメリカのオハイオ州で行われた調査では、背筋を伸ばして座っていた人たちは、うつむき加減で座っていた人たちに比べ、自分の仕事や資格を前向きにとらえる傾向にあり、より高い自己肯定感をもっていたことがわかりました。

つまり座る姿勢が、自分の考え方にも影響を与えるということです。ぜひ普段の生活から姿勢を意識することで、よりよい自分の実現に役立ててはいかがでしょうか?

まとめ

姿勢がよいことで得することをご紹介しました。「株式会社KIDS POWER」では、スポーツやアクティビティを通じてよい姿勢づくりにも貢献しています。よい姿勢を維持することに興味がわいてきた方がおられたら、「株式会社KIDS POWER」までご相談ください。あなたのよりよい姿勢づくりのためのお手伝いをいたします。