子どもの可能性をつぶさないような好奇心の育て方は?コツを解説

子どもの可能性をつぶさないような好奇心の育て方は?

子どもの可能性をつぶさないようにするには、好奇心を育てることが重要です。そのためにも、まずは大人(親)が好奇心をもつようにしましょう。一緒に考えてあげられれば、子どもの好奇心もどんどん育ちます。会話が増えるきっかけにもなるので、質問にはしっかりと答えてあげることが大切です。

好奇心には2種類にわかれる?

好奇心は、「知的好奇心」と「知覚的好奇心」の2つにわかれ、さらに「知的好奇心」は「拡散的好奇心」と「特殊的好奇心」にわかれます。拡散的好奇心は、新しいことに挑戦したい、新しい場所で興味をもてるものを探すなどの気持ちです。特殊的好奇心は、わからないことを理解しようとする、原因がわかるまで探すなどの気持ちを指します。

どちらの好奇心も子どもには重要で、好奇心はそのまま生き抜くための力になります。たとえば拡散的好奇心がある子どもなら、進学や引っ越し、就職などの環境変化にも耐えられるようになるでしょう。

また、特殊的好奇心が育っていれば、難局に向かい合った時解決の糸口を探せます。子どもの好奇心は、大人になってからの生き方にも直結します。

なぜ好奇心を育てるのか

好奇心は、教養のひとつでもあります。子どもがさらに○○を知りたいと思ったときに、自分で解決策を探すのが重要で、得た知識や経験はそのまま教養になります。問題を解決するには、まずどんな課題が必要になるのかを探すことも大切です。

たとえば「スピード違反をしないためにはどうすればいいのか」などの課題に気づくためには、好奇心が必要です。「スピード違反したらどうなるのだろう?」という好奇心がなければ、そもそも課題自体に気づくこともできないからです。

好奇心と探求心はここが違う

好奇心と探求心は似ているように見えますが、実際に行動に移すかどうかの違いがあります。好奇心の場合は、興味をもつことはあっても、実行に移すかどうかは子ども次第です。対して探求心が育った子どもなら、動物のことが知りたいと思うとき、動物園で実際に動物を見るなどの行動に移します。

子どもの好奇心を育てるコツとポイント

子どもに色々な経験を積ませたい、さらにいろいろなことに興味をもってほしいと願う親は多いものです。ただ子どもの好奇心を育てるには、たったひとつでも興味をもてば大丈夫です。

「家の子は車にしか興味をもたないけど、大丈夫かしら?」と悩む親もいますが、車1つとっても車種(救急車やパトカー)や色なども覚えられます。それが発展していけば、車で働く仕事にも興味をもつかもしれません。

最初は1つだけだったものが、成長するにつれてどんどん好奇心が広がっていきます。重要なのは、好きなものを見つけてあげることです。無理やりではなく、子どもが自分から興味をもつことが大切です。

親も一緒に悩む

子どもの好奇心を育てるには、まず質問にはしっかりと答えてあげましょう。子どもが「これなに?」や「どうしてこうなるの?」などの質問を投げかけたとき、「今忙しいから、今度ね。」となっては子どもも興味を感じなくなります。

ただし、大人が全部答えを教えてしまうと、好奇心も育ちません。「どうしてだと思う?」と逆に問いかけることが大切です。

大人(親)も一緒に好奇心をもつ

子どもの好奇心を育てたいなら、大人も好奇心をもつことが大切です。子どもが「どうしてお湯は温かいの?」などと質問したとき「そんなのわかるわけないでしょ」などと突き放せば、子どももそれ以上考えることをしません。

もし親に好奇心があれば「それは私も気になるなぁ」などと一緒に疑問解決をしようとします。子どもと一緒に親も好奇心をもてば会話も増えて、子どもの成長にもつながります。

子どもの質問にきちんと答える

子どもがある程度育つと「これなに?」や「どうして○○はこうなるの?」などと質問を連発してきます。そこで親が面倒くさいと思って適当に受け答えをすると、子どもの好奇心の芽を摘んでしまいます。

親に話しても聞いてもらえないからと子どもが感じてしまったら、情操教育にもよくありません。子どもの質問には、きちんと答えてあげましょう。

ほめて好奇心を育てる

子どもの好奇心を育てたいなら、子どもが問題解決をしたときにはほめてあげましょう。理由もなくほめるのは逆効果です。ただほめることで子どもは、「また今度やってみたい」と考えるようになります。

チャレンジを繰り返すことで、どんどん好奇心は育ち、またほめることで承認欲求も満たされて、自分に自信がもてるようにもなります。好奇心を育てたいなら、まずはほめてあげることが大切です。

環境作りが大切

日本では、子どもが一生懸命遊んでいても「掃除するからどいて」などと声をかけてしまう親もいます。子どもの好奇心を育てたいなら、子どもがリラックスできる環境を作ることも大切です。部屋が散らかるのが嫌なら配置を変えてみるなど、やり方はいくらでもあります。子どもは環境次第で、好奇心を育つかどうかが決まります。

子どもにやってはいけないこと3選

親が子どものためにとやった行為が、子どもをひどく傷つける、悪い方向に向かうなどの問題が起きます。子どもの好奇心を育てたいなら、親の基本的なスタンスは見守ることです。

親が手を出しすぎる

子どもがせっかく自分で問題解決をしようとしているのに、親が安易に答えを教えてしまうのはNGです。子どもが悩んでいるのを何とかしてあげたい気持ちもわかりますが、ここはこらえて、子どもの思うように行動させましょう。

ほめ過ぎはダメ

子どもの自尊心が低い場合は、ほめ過ぎると逆効果になります。もしほめるのなら、出来たことの内容よりも努力したことをほめてあげましょう。好奇心だけでなく自尊心を育てるためにも、理由もなくほめるのはNGです。

失敗経験を積ませることも大切

子どもが可愛いからと「公園で遊ぶのは危ないからね」などと遊ぶ機会を奪うと、子どもはなぜ危ないのか?との理由がわからず、「どうやったら安全に使えるのだろう?」という好奇心も奪ってしまいます。何かの恐怖症や傲慢な態度にもつながるので、軽微な失敗経験を積ませることも大切です。

大人が好奇心を育てる方法は?

子どもが好奇心をもつには、親も好奇心をもつことが大切と書きました。ですが、親が好奇心をもつ方法がわからないという方もいるでしょう。そんなときにオススメなのが、ニュースのサイトや新聞を読むことです。普段から色々なジャンルに好奇心をもち教養を広げれば、子どもの質問にも答えてあげられます。まずは親から変わりましょう。

まとめ

子どもの可能性をつぶさないためには、親が変わることが大切です。親も子どもと一緒に好奇心をもち、一緒に問題解決をしてみましょう。運動に対する好奇心を育てたいなら、ぜひ一度「株式会社KIDS POWER」にご相談ください。子どもの好奇心を育て、体を動かす楽しみ方をアドバイスさせていただきます。